廣瀬伸恵:出所者の未来を支える建設会社社長

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廣瀬伸恵さんは、栃木県の建設会社 「大伸ワークサポート」 の代表取締役社長であり、出所者の雇用を積極的に行う企業 を経営している。自身も過去に覚醒剤の売人として服役した経験を持ち、その壮絶な人生を経て、社会復帰を目指す人々を支援する道を選んだ。

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壮絶な過去からの転機

廣瀬さんは 10代の頃に暴走族の総長を務め、その後 覚醒剤取締法違反で2度服役 した。しかし、29歳での獄中出産を機に更生 し、2010年に建設会社を設立。建設業界は前科者を受け入れる寛容な雰囲気があり、彼女自身もこの業界で働いた経験があったため、会社を立ち上げる決断をした。

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出所者の雇用と支援

現在、大伸ワークサポートでは 社員の7~8割が服役経験者 であり、これまで 80人以上の出所者を雇用 してきた。彼女は単に仕事を提供するだけでなく、住居の提供、食事の支援、スマホの契約、車の貸し出し など、生活の基盤を整えるサポートも行っている。

また、出所者が問題を起こした際には、菓子折りを持って謝罪に行く など、社会との関係を修復する努力も惜しまない。彼女の会社は、単なる雇用の場ではなく、「家族のようなコミュニティ」 を築く場となっている。

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「お母さん」と呼ばれる存在

廣瀬さんの支援を受けた出所者たちは、彼女を 「お母さん」 と呼び、心の拠り所としている。彼女自身も 「私は決して見捨てない」 という信念を持ち、社会復帰を目指す人々を支え続けている。

彼女の活動は、単なる更生支援ではなく、「人は誰かの支えがあれば必ずやり直せる」 という強いメッセージを社会に発信している。

 

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