家族で守る“山奥のコンビニ”——Yショップ中久保店の奮闘記

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【密着】値上げと闘う“山奥”にある唯一のコンビニ「本当に貴重な存在、お店が無くなると困る…」|ピタニュー特集

広島県三次市甲奴町。
周囲に田んぼと山々が広がるこの地域に、小さな家族経営のコンビニ「Yショップ中久保店」があります。
店長の中久保勇さん(58)が、妻の幸子さん、母の**文恵さん(81)**と共に営む“地域最後の買い物拠点”です。


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山間部で25年、家族で支える小さな店

この店はもともと25年前、勇さんの父が始めた商店が原点。
地域の暮らしを守るため、家族で引き継ぎ、現在も3人で営業を続けています。

取り扱う商品は約4000点
食料品から日用品まで、まさに「地域のライフライン」といえる存在です。


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物価高と物流危機に立ち向かう

地方の小規模店舗にとって最大の課題は、「仕入れ価格の高騰」と「配送コスト」。
中久保店でも値上げの波は止まりません。

しかし、ただ耐えるだけではなく、店内での手作り弁当お好み焼き仕出し料理の提供で経営を維持。


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ヤマザキショップの看板を守る誇り

「Yショップ」は山崎製パンが展開するフランチャイズ形式のコンビニ。
本部の最低ルールでは“ヤマザキ以外のパンは扱わない”という基本方針があります。

中久保店長はそのルールを守りつつも、地元の需要に合わせて店内調理を強化。
「ヤマザキショップとしての誇りを守りながら、地域に寄り添う」姿勢を続けています。


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地域の高齢者にとって“最後のコンビニ”

中久保店を訪れるお客さんの多くは高齢者。
車を運転できず、遠くのスーパーへ行けない人にとって、この店が生活の支えになっています。
買い物だけでなく、立ち話や挨拶も日常の一部。
「ここがあるから安心できる」という声も多いそうです。


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地方経済の未来に問うもの

Yショップ中久保店のような店がなくなれば、
買い物難民・孤立高齢者の増加は避けられません。
地域密着型店舗の存在は「経済活動」だけでなく「福祉・コミュニティの維持」にも直結しています。

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