【過疎地にポツンとローソン】"スーパーが撤退した村"に出店 オープンから2か月が経過「続けることが一番大事」 地域住民が集う『交流の場』に【MBSニュース特集】(2024年12月19日)
龍神村とは?過疎化が進む山間の集落
和歌山県田辺市にある龍神村は、人口約2,600人の山間地域。高齢化率が非常に高く、65歳以上が半数近くを占める。
かつて地域の生活を支えていた「スーパーふれあいマーケットあだち」が2023年に閉店し、村には日常の買い物ができる場所が完全に消滅。
この閉店により、住民は“買い物難民”となり、地域の孤立が深刻化する懸念が広がっていた。
ローソンがやってきた!出店の背景と奇跡の再生
2024年10月4日、「ローソン龍神村西店」がオープン。
ローソン本部が地域事情を受けてオーナーを募集したところ、和歌山市内に住む山田敦司さんが応募。
祖父・山田産次さんが龍神村出身だったこともあり、「地元に貢献できるなら」と出店を決意。
週2回、自ら野菜を持ち込んで店頭に並べるなど、地域密着型の運営スタイルを貫いている。
龍神村のあだち後に
ローソン出来るとな
龍神村にコンビニが進出だ pic.twitter.com/4PymOuKDKx— ゆー.けー. (@KXyz444u) August 30, 2024
地元農家と連携!“孤立を防ぐ”コンビニの工夫
• 地元農家と提携し、新鮮な野菜を店頭販売
• 肉や魚は傷みやすいため、冷凍食品で対応
• 小上がりのイートインスペースを設け、地域の交流拠点としても機能
• 24時間営業・年中無休で、高齢者や働く人にも安心のライフライン
さらに、店舗運営では「地元住民を孤立させない」ことを重視し、
買い物だけでなく“人と人がつながる場”としての役割も果たしている。
まとめ|ローソンが灯した“地域再生”の光
龍神村のローソンは、ただのコンビニではない。
それは、地域の生活を支えるインフラであり、孤立を防ぐ共生の場。
「スーパーふれあいマーケットあだち」の思いを継ぎ、新しい形で地域を支える存在となっている。
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