事故の瞬間と救命の記録
【体験談】交通事故で死にかけて生き返りました。
2022年11月、YouTuber「はるかせんせー」は交通事故に遭い、記憶がないほどの重症を負いました。
加害者はブレーキをかけず、スピードを落とさないまま衝突。通行人が119番通報し、救急隊が到着。
状態が非常に悪く、一刻を争うためドクターヘリで搬送されることに。ヘリの発着場までは救急車で移動しました。
治療と手術の経過
• 脳の損傷が激しく、すぐに手術ができないほどの重症
• 一時は全身麻酔による手術も困難だったが、驚異的な回復を見せて脳手術を実施
• しかし脳の状態は一進一退で、顔の手術は後回しになってしまった
加害者の態度と裁判の現実
刑事裁判まで発展した交通事故。批判的なコメントに答えていいですか。
加害者は定年退職前の年齢で、刑事事件として「過失運転致傷罪」で起訴。
判決は禁錮2年・執行猶予4年。
しかし、裁判での加害者の態度は、はるかせんせーにとって到底許せるものではありませんでした。
裁判でのやり取り(一部抜粋)
• 裁判官「はるかさんに対して申し訳ない気持ちはありますか?」
• 加害者「保険に入ってるので保険で対応します」
何度も「保険で対応する」と繰り返し、謝罪の言葉すら口にしない態度。
被害者の怒りと加害者の“日常”
• 加害者はケガもなく、保険で治療費が支払われ、金銭的負担もほぼゼロ
• 「罰金は自腹で払ってます」と言うが、100万円以下で済み、4年過ぎれば前科も消える
はるかせんせーは、「私は人生を奪われたのに、加害者は何も変わらず暮らしている」と語り、加害者の無反省な態度に強い怒りを感じているのです。
片目も失明している状態です。
【後遺症】右目について詳しく話します|交通事故
都心でもドクターヘリが使われる理由
-
都心部では渋滞などで救急搬送に時間がかかる
-
高度な医療を提供できる専門病院が遠い場合がある
-
ドクターヘリは、医師が同乗して現場から治療を開始できる点が最大の利点
-
都市部でも、ヘリポート付き病院や臨時着陸場の整備が進んでいる
搬送事例:渋谷駅 → 千葉県の救命センター
筆者の知っている話で、渋谷駅で心停止した患者が千葉県へ搬送されたケースもあります。
これは、当時都心の救命センターが満床で、千葉側の病院のみ受け入れ可能だったためです。
都心でも、県をまたいだ搬送が行われることは決して珍しくありません。
この記録が伝えるもの
-
被害者の苦しみは事故の瞬間に終わらず、治療・裁判・社会との関係の中で続いていく
-
加害者の態度や制度の不備が、被害者の尊厳を二重に傷つける現実
-
法制度の「形式的な終結」と、被害者の「続く現実」との乖離
コメント