92年の歴史に幕|フレッシュ☆くまだ、熊田社長の熱い想いと地域愛

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鹿児島・さつま町に根付くスーパー「フレッシュくまだ」が、2025年10月31日をもって閉店します。92年続く熊田商店の歴史を受け継ぐ、3代目熊田卓三社長の挑戦と熱い思いを振り返ります。

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熊田卓三社長の歩み

山の中なのに豊富な鮮魚!レアなフルーツ! さつま町のご当地スーパーが熱い! 鹿児島 (24/11/21 18:25)

社長の祖父母が精米所と雑貨屋「熊田商店」を創業してから92年。卓三社長は23歳で「フレッシュくまだ」を開業しました。50歳にしてピアスを開けるなど、少し変わった挑戦心を持つ社長ですが、地域への思いは人一倍です。

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地域愛と商品へのこだわり

卓三社長は、通常では入手できないレアフルーツを全日食チェーンの仲間と共同で仕入れ、地域の人々と分け合うことを大切にしてきました。さつま町産の商品も多数取り揃え、商品ができるまでの生産者の物語を尊重しています。

山奥にある店舗ながら鮮魚コーナーは充実。社長自ら市場で仕入れ、時には自ら包丁を持って魚をさばくこともあります。「市場にいる魚は全部売れるようにしろ」という師匠の教えを実践し、地元の人々に愛される店を作り上げました。

さらに卓三社長は、仕入れる若い生産者についてこう語ります。「これからの21世紀の未来を背負っていく若者なので、加勢もしたいし、育ててあげたい」。地域の若者への応援と育成の思いが、商品の選定や仕入れ方にも反映されていました。

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社会貢献への挑戦

創業10年目には旧薩摩町の小学校3校、中学校1校に図書を寄贈し、「熊田文庫」を設立。20年目には太陽光発電事業「熊田発電所」を開業し、全国でも電気代が最安値クラスとなるなど、地域への恩返しを続けました。

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34年間の営業に幕

地元に愛された“フレッシュくまだ”が閉店 人口減少と資材高騰で31年の歴史に幕

しかし、近年の人手不足や物価高騰により、営業の継続は困難となり、惜しまれながら閉店することとなりました。

卓三社長の挑戦心、地域への深い愛情、そしてお客様への感謝の想いは、閉店後も人々の心に長く残ることでしょう。

今後、この山奥で数々の挑戦を続けてきた熊田社長がどのような新しい歩みを見せるのか、大きな関心が寄せられます。

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